皆さんこんにちは
mistraの更新担当の中西です。
さて今回は
~“変遷”~
目次
1|韓国の民間療法から日本へ
よもぎ蒸しのルーツは数百年前の韓国。
産後ケアや冷え性改善のために、鍋で煮出したよもぎの蒸気に下半身をあてる伝統療法として親しまれてきました。
日本では1990年代後半から韓国ブームとともに徐々に広まり、韓国式エステやチムジルバンの一環として体験できるようになりました。
2|2000年代前半:美容サロンでの導入期
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韓国式エステサロンが都市部に増加。
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よもぎ蒸しが「デトックス」「発汗美容」として紹介され、女性誌でも取り上げられる。
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体験型のリラクゼーションとして、温浴+マッサージのセットが人気に。
この頃は「韓国美容の一環」というイメージが強く、健康よりも美容目的が主流でした。
3|2000年代後半〜2010年代前半:温活・健康志向との融合 ♀️
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冷え性改善・基礎代謝アップが注目され、「温活」という言葉とともに需要が拡大。
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岩盤浴や溶岩浴と並び、よもぎ蒸しも“体質改善サロンメニュー”として確立。
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アロマ・リンパマッサージと組み合わせたコースが増加し、リラクゼーション産業の一翼を担う。
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自宅用のよもぎ蒸しセットも販売され、セルフケア市場にも広がった。
4|2010年代後半:ナチュラル・オーガニック志向
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使用するよもぎが「国産有機よもぎ」「無農薬よもぎ」へシフト。
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効能も「婦人科系の不調改善」「自律神経ケア」など、健康面での期待がPRに。
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マッサージとの融合で、体内外の循環を整えるトータルケアとして打ち出される。
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SNSの普及により、温まった後の“発汗写真”や“ビフォーアフター”が話題になり、口コミ拡散。
5|2020年代:ウェルネス産業の一部へ
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コロナ禍以降の健康志向で「免疫力アップ」「自己ケア」として再注目。
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サロンでは個室・プライベート空間でのよもぎ蒸しが増え、安心・安全な施術へ。
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よもぎ蒸しマッサージは単なる美容ではなく、ストレスケア・マインドフルネス・女性のライフステージ支援のサービスとして位置づけられるようになった。
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海外でも「YOMOGI STEAM」として紹介され、グローバルなウェルネス産業の一要素に。
6|今後の展望:パーソナルケアとデジタル融合
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個別ブレンド:よもぎ+ハーブ(ラベンダー・カモミール・ローズ)など、体質や悩みに合わせた蒸し方が主流に。
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エビデンス強化:温熱効果や血流改善の科学的データを発信し、医療や鍼灸との連携も視野に。
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デジタル予約・サブスク:通いやすい定額プラン、アプリでの健康管理との連動。
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男性客層の拡大:ストレス社会で「温活男子」もターゲットになりつつある。
まとめ ✨
よもぎ蒸しマッサージ業は、
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韓国の伝統療法から始まり
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美容サロンの流行を経て
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温活・健康志向と融合し
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ウェルネス産業の一部へ進化してきました。
これからは「個人の体質に合わせたパーソナルケア」と「科学的根拠の発信」が求められます。
身体も心も温めるよもぎ蒸しマッサージは、これからも多くの人の暮らしを支える存在となるでしょう♨️